夏休みのおすすめドキュメンタリー映画3作品:不都合な真実2 - 放置された地球など
夏休みはご家族で映画鑑賞に出かけられる方も多いのではないでしょうか? 今日は、お家で家族で鑑賞しながら、SDG (2015年国連サミットで採択された持続可能な開発目標)に目を向け、今世の中で求められている「課題解決型思考」や「批判的思考能力」のトレーニングにもなるオススメ3作品を紹介します。お子様の社会への興味を、映画鑑賞とその後の家庭での会話を通じて引き出して見るのはいかがでしょうか?自由研究のインスピレーションにもなること間違いなしです。
作品1(気候変動):不都合な真実2 - 放置された地球
2017年に公開された本作品は、2006年に公開された「不都合な真実」の続編です。地球温暖化の抑制について長年啓蒙活動や政治的活動を行なっている米国元副大統領のアル・ゴア氏の密着取材を通じ、いかに彼の不屈の精神が、大きな壁に何度もぶち当たりながらも人々の支持をもたらし、希望を提示してくれるのかということが伝わる作品です。気候変動が与える影響については、なかなか日々の生活では感じられないかもしれませんが、昨今の大水害や猛暑、昆虫の分布の変化など、ジワジワと我々の生活を脅かし始めています。
これからの未来を担う多くの子供や学生たちに見てもらいたい作品です。
こちらは、起きるはずがないと思われていたニューヨーク市内での洪水の映像です
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その他の公開映像はこちらから (Youtubeにリンクします)
作品2:ポバティー・インク 〜あなたの寄付の不都合な真実〜
途上国への援助活動に寄付することが、逆に援助された人たちの自立を損なうことになっているという皮肉な事実について、とても分かりやすく紹介してくれる作品です。
もちろん自然災害での緊急対応での物資支給は大切だと思いますが、援助をしすぎることで、地場の産業を死滅させ、自立を逆に損なう可能性があるいうことは、本作品を鑑賞するまで知りませんでした。
まさに昔の人が言った通り、「魚をあげるより、魚の釣り方を教えよう」です。
意図を達成する善意の表し方について考えさせられる作品です。
遺伝子組み換については、スーパーで表記がよくされていますが、その意味というのはあまり理解されていないのではないでしょうか?本作品は、子供が生まれたことで、食について関心を強くした映画監督が、遺伝子組換えについて家族で探求するドキュメンタリー作品です。