"What School Could Be" アン/カンファレンスイベント開催レポート:序章
本イベントの基調講演とパネルディスカッションの動画が公開されました!!
現在日本で50回以上の上映会と対話が開催されている教育ドキュメンタリー映画 (9/11/2019追記:2019年8月時点で200回以上の上映会が開催)、「Most Likely to Succeed」エグゼクティブ・プロデューサー、テッド・ディンタースミス氏の初来日を記念して、6/9-11 に400名近くの学生、保護者、教育者、教育産業、教育委員会、そして行政などに関わられる方々と上映会、対話、講演、そして交流の機会を持たせていただきました。FutureEdu Tokyo は、本作品の日本のアンバサダーを務めるご縁もあり、上映会活動を始めてから2年目を記念したイベントとなったことは、主催者側としても心に染みました!
ディンタースミス氏が米国で1000近くの学校を訪問する中で出会った多くの素晴らしい教育者の方々が幅の広いアプローチで改革に取り組んでいるということを、4月に出版された、What School Could Be (現在洋書のみ。書評はこちら)で伝えられていたということもあり、来日イベントでは FutureEdu Tokyo としては初めての試みで、教員や学校行政に携わる方向けの完全招待制のアン/カンファレンス(カンファレンスと、参加型の分科会、アンカンファレンスを組み合わせた1日)を実施し、30名の有志チームで150名ほどの熱気にあふれた先生方や教育関係者、メディアの方々をお迎えしました。
当日の様子が感じていただける写真をピックアップしました。右クリックでスライドショーの様に写真が移り変わりますので、是非お試しください!
当日は、参加者の皆様全員が映画をご覧になられた状況でのカンファレンスのスタートとなりました。
まず本日は、8テーマに分かれた国内の教育改革者の方々のアンカンファレンスのレポートから始めたいと思います。8テーマはこちらの通りです。当日は8つのテーマから2つを選んでご参加いただきました。アンケートで、40分1コマのアンカンファレンスは短すぎたとのお叱りの言葉もいただきましたが、それだけ中身が濃かったとも言えるのではないかと思います。
1日を通して、現状の日本の教育環境を憂うのではなく、これから機械インテリジェンス(AI、ロボット、ソフトウェアなど)により急激に変わっていく未来に向かって、子供達と向き合う大人がどう変わっていけるのか、出来ることからのファーストステップとは、といったテーマについて、多くの意見交換がありました。
とても嬉しいことに、当日の内容については、参加者の方々からのアンケートで、5段階評価中、回答者全員から4以上の満足だったとお聞かせ頂きました。
ご来場が叶わなかった方も多く、当日の内容の共有のリクエストも頂きましたので、登壇者の皆様の許可も頂き、当日の様子をレポートしていきたいと思います。次の記事では、東京都立武蔵高等学校・付属中学校の山本先生の分科会のレポートからスタートです!
最後に、この場を借りて、本イベントの趣旨にご賛同頂きご協力をいただきました皆様に心からお礼を申し上げたいと思います。当日は、大人世代が子供達のために立ち上がっていこうという気運でモリモリの1日で、我々主催側も大きなエネルギーとこれからへの希望を抱いた1日でした。
初開催の本イベントに全国からご参加いただいた参加者の皆様
日本の教育の未来のために来日してくれたテッド・ディンタースミス氏
登壇者とアンカンファレンスのナビゲーターの皆様(今後の記事でご紹介していきます)
会場提供と準備、そしてご登壇でお力添えを頂きました、千代田区立麹町中学校の工藤校長先生、菅原副校長と教員の方々
当日の入場チケットでご支援いただいた Peatix.com 様
孫 泰蔵氏のチャリティ支援を含む、グラフィックレコーディングを含め、多くの有志メンバーを通じてご協力頂いた Mistletoe Inc.様
当日の要となる音響機材を支援いただいた、一般社団法人教育イノベーション協議会様
司会の小宮山 利恵子氏や、運営のリーダーをお務めいただいた堀井 章子先生を始めとした、教育の未来を考えるプロフェッショナル女子の任意団体、Project Moon
30名の各方面から賛同して協力頂いた皆様
チャリティTシャツをご購入いただいた大勢の皆様