子供達の笑顔や未来のために日夜努力されている素晴らしい団体やNPO法人が数多くあります。クリスマスは Season of Giving、愛を分かち合う季節。少しでも賛同の輪が広がればと願い、各団体の活動内容をご紹介いたします。社会全体で子供達をサポートする日が一日も早く来ることを祈って。
【貧困問題の解決を目指す団体】
認定NPO法人 Living in Peace
<方針/概要>
私たち認定NPO法人Living in Peaceは、「機会の平等を通じた貧困削減」を目指しています。専従職員を持たず、メンバー全員が本業の仕事を持ちながら平日夜や週末を使って活動しています。限られた時間のなかでも、一人ひとりの力を束ね、互いに助け合い、目標に向かって2つのプロジェクトを運営しています。
<活動内容>
1. 海外プロジェクト
マイクロファイナンスプロジェクト:「誰もが金融サービスにアクセスできる世界」実現のため、途上国のマイクロファイナンス機関を支援しています。
2. 国内プロジェクト
こどもプロジェクト:「すべての子どもたちにチャンスを」を合言葉に、国内の児童福祉施設の養育環境と児童のキャリア形成を支援しています。
3. クラウドファンディングプロジェクト
全員プロボノ。毎週末、貧困課題に向き合うNPOに初の活動拠点を:Living in Peace(LIP)メンバーはLIPからは一切の報酬を得ておらず、完全ボランティア(プロボノ)。現在は、途上国を対象とした「マイクロファイナンスプロジェクト」と日本の児童養護施設を支援する「こどもプロジェクト」の2つの事業を柱としています。
特定の事務所を持たず10年活動を続けてきましたが、児童養護施設の子どもが相談に立ち寄れたり社会人が気軽に勉強会を開けたりする「居場所」を作り、より事業を活性化したく、今回応募を決めました。どうかご支援のほどよろしくお願いいたします。
【子どもと関わる大人の教育事業を行う団体】
NPO法人 PIECES
<方針/概要>
私たちPIECESは、どんな子どもも尊厳を持って生きられる豊かな社会を目指して、子ども達が孤立しない仕組みを作る活動をしています。
<活動内容>
1. コミュニティユースワーカー育成事業:孤立している子ども達と出会い、一緒に遊んだり、ご飯を食べたりしながら、ゆっくり信頼関係を築いていく親でも先生でもない大人、それがCYW(コミュニティユースワーカー)です。抱えている課題や、できないことをサポートしていくのではなく、子ども達の興味関心に寄り添って、できること、好きなことを模索していく。子ども達のできることや好きなことを通して、社会の多様な大人や様々な機会につなげていきます。
2. 研修・啓発事業:CYWは、6ヶ月の育成プログラムを受け、子ども達1人1人に合わせた関わりを作ることができる支援者の育成を行います。子どもとの関わりを通じて、目の前の子のために身につけておかなければいけないことは何か、自分たちにできること、自分たちが学ばなくてはいけないことは何か、を日々の活動を振り返りながら模索していきます。ゼミ形式の育成プログラムで子ども達1人1人に合わせた関わりをできる支援者を育成するプログラムです。
【子育て支援を行う団体】
特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール
<方針/概要>
放課後NPOアフタースクールは平日には、放課後の小学校を活用したアフタースクールを開校しています。
週末になると、様々な企業・団体等と連携し、子育てプロジェクトを展開しています。
<活動内容>
1. アフタースクール:小1の壁・小4の壁、学童保育の不足・学童保育の拡大の難しさ、などなど小学生の放課後問題は多岐にわたります。その解決のための取り組みが「アフタースクール」です。学校施設活用、市民先生、高学年まで参加が特に私たちの活動の特徴です。
2. 企業連携子育てプロジェクト:企業の皆様が持つ素晴らしい資源を活かして、子どもたちが「本物に触れる」そして「大人になるのが楽しみになる」ような体験を届けるプロジェクトを実施しています。
3. プログラム提供:小学校、PTA、学童保育、放課後子供教室、児童館、図書館、児童養護施設、保育園など、
様々な場所へプログラムをお届けしています。テーマや人数もその時々に応じてご相談いただいております。ぜひ子どもたちへ「体験」を贈ってあげましょう。
4. 障害児の放課後づくり:障害を抱えている子どもたちの放課後の居場所づくりは私たちにとって大事なテーマです。「放課後NPO」と名乗る限り、私たちはどんな子どもたちにも楽しい放課後を届けてあげたいと思っております。軽度から重度まで状況に応じて対応し、子どもたちや保護者の皆様を支えていきたいと願っております。
5. コミュニティデザイン:「地域で子どもを育てる」昔の日本はそれが各地で自然に行われ、地域でのコミュニティがありました。現代は地域と子どもたちが分断された社会です。しかしながら防災対策など今こそ「コミュニティ」が大切。子どもを通じてコミュニティを可視化・顕在化させます。見えにくくても、人々の心に絆は必ずあるのです。
<方針/概要>
私たちは「みんなで子どもたちを抱きしめ、子育てとともに何でも挑戦でき、いろんな家族の笑顔があふれる社会」の実現を目指す、社会問題解決集団フローレンスです。「訪問型病児保育」「障害児保育」「小規模保育」など、常識や固定概念にとらわれない新たな価値を創造するイノベーター集団として、これからも走り続けます。
<活動内容>
1. 病児保育:保育園では、子どもが37.5℃以上の熱を出すと預かってもらえません。子どもが熱を出すのはあたりまえ。しかしそれで職を失う人がいる。私たちはこの問題を訪問型病児保育という方法で解決していきます。
2. 待機児童問題:保育園が足りない。入りたいのに入れない。仕事に復帰できない。都市部では深刻な待機児童問題が続いています。私たちはこの問題を都心の空き物件を活用した、定員19名以内の小規模保育園という方法で解決していきます。
3. 障害児保育問題:保育の受け入れ先が極度に不足している日本の障害児保育問題を、日本初の「障害児保育園ヘレン」と「障害児訪問保育アニー」という2つの方法で解決。結果、ヘレン・アニーを利用した母親の常勤雇用率は88%へと向上したのです。
4. 孤育て(孤独な子育て)問題:都市部では、孤独な子育て(弧育て世帯)が増えています。地縁のない家族が集まる都市特有のこの問題に、私たちは、子育て支援施設「グロースリンクかちどき」で立ち向かいます。
5. 赤ちゃん虐待死問題:生まれたばかりの赤ちゃんが、虐待によって2週間に1人命を落としています。もう、そんな悲劇を繰り返したくない。私たちは、赤ちゃんの虐待死をゼロにする解決策として「赤ちゃん縁組」に取り組みます。
6. ひとり親家庭の貧困問題:母子家庭の多くが「貧困状態」に置かれています。ひとり親家庭は、低収入のうえ、子育ても仕事もすべて一人で抱えざるをえません。「子どもの急病時」に仕事を休むことはままならず、失業のリスクが常に存在します。私たちはこの問題を、「ひとり親家庭支援事業」で解決していきます。どんな境遇の子どもも笑顔で暮らせる社会を実現するために。
7. 働き方問題:「子どもの寝顔しか見られない……」長時間労働が常態化した日本人の働き方。これが家族との時間や地域コミュニティ形成の機会を奪っています。成果を伸ばしつつ、長時間労働から脱し、子育てに参加する。そんなあたりまえを誰もが実現できる、多様で新しい働き方が今こそ必要です。私たち自らが働き方の革新を実践、働きがいに満ちあふれた社会へと変えていきます。
8. 社会問題を日本全体で解決する:フローレンスは自らの事業を通して、病児保育や待機児童といった子育てを取り巻く社会問題の解決に取り組んできました。しかし、私たちの事業だけでは、全ての困っている人を救うことができません。問題に関心を寄せ行動する人がひとり、またひとりと増え、行動することで、やがて大きな変化につながっていきます。そして全国各地に同様のモデルが拡がり、より多くの人たちが救われます。社会問題を解決するためには、あなたの力が必要です。
<方針/概要>
3keysは親や家庭の状況によらず、すべての子どもたちが社会から孤立することなく安心・安全に暮らしていけることを理念にしています。
<活動内容>
1. 学習支援事業prêle(プレール):学習支援事業prêle は、どんな環境で生まれ育っても十分な学習保障、進学保障が行き届くことを目指しています。
2. 子どもの権利保障推進事業vine(ヴァイン):子どもの権利保障推進事業vineは、家庭環境によらず、すべての子どもたちが危険や犯罪から守られ、安心・安全に暮らせる社会を目指しています。
3. 伝える:3keysは子どもの貧困の現状や社会的孤立の現状、そしてそれを取り巻く社会の現状について現場から見てきた視点から社会に発信していくことにも力を入れています。社会が分断され、隣近所もなかなか見えづらい中で、特に声があがらない子どもたちや社会的弱者の声はより伝わりづらくなりました。
その結果、票にならない、仕組みに反映されないものになり、格差はより広がりやすくなってしまうと考えています。現場や支援の中で見えてきた課題を代弁していくことで、すべての子どもたちが生きやすく社会全体から愛される社会を目指しています。
4. 変える:どんな環境にいる子どもたちも生きやすく育ちやすい社会を作るために、変わらなくてはいけないのは子どもたちではなく、社会の在り方やデザインです。企業・NPO・自治体/行政などと一緒に子ども向けの支援やサービスを作ったり、子どもを取り巻く大人たちや社会の意識を変える活動など、様々なことを一緒に取り組んでいます。
<方針/概要>
子育て支援と虐待防止を目的に2007年に設立されたNPO法人です。
一般の子育て家庭や、様々な事情により子育てに難しさのあるご家庭に伺い保育、家事、送迎、学習支援などのお手伝いをし、お話を聴きながら親子に寄り添うという支援活動を行っています。
<活動内容>
・子育てパートナーによる家庭滞在型子育て支援
・養育支援訪問事業
・養育困難家庭におけるホームヘルプサービス
・妊娠出産時家庭ホームヘルプサービス
・里親家庭支援
・託児(集団保育)
・研修講座の開催
【子供向けの教育事業を行う団体】
特定非営利活動法人(NPO法人)寺子屋プロジェクト
<方針/概要>
2014年3月に青蓮院門跡(京都市東山区)と妙心寺寿聖院(京都市右京区)で開校した Tera school(テラスクール)は、子どもと大人が学び合う新しい形の学習塾です。 2015年には、東本願寺しんらん交流館(京都市下京区)でも開校。一般の進学塾とは異なり、「学びの個別化」と「ナナメの関係」を重視し、一生を通して学び続けることができる人を育てることを教育理念にしています。
<活動内容>
1. 学び合いコース:一生を通して役立つ、自分で学習計画を立て、実行し、振り返る力を身につけるためのコースです。講師役の大学生・社会人と相談しながら最大10年先までの目標を設定し、目的意識を持って教科学習や読書に取り組みます。授業の一環として社会・経済・科学の仕組みを理解するためのグループワークも実施しており、色々な世代の人たちと日常的に学び合うのが特徴です。
2. 探究コース:大学生や社会人になった時に求められる、知識を活用する力や、情報を収集・編集する力を身につけるためのコースです。自分自身でテーマを設定し、試行錯誤を重ねながら課題探究型の学習に取り組みます。
京都市立堀川高校の「探究科」の内容を参考にしてプログラムを構成しており、堀川高校出身の現役教員の方にも講師役として参加していただいています。
3. プログラミングコース:算数/数学とコンピュータ・サイエンスに関する知識を、楽しみながら身につけていくためのコースです。初心者は、クイズ感覚の問題を解いたり、簡単なゲームを作ったりする中で基礎を学びます。
上級者は、スマートフォンなどでも使用できる「ウェブアプリ」の企画・開発を目指します。
コンピュータの使用経験や発達段階に合わせたプログラミング学習環境を用意していますので、まったくプログラミングの経験がなくても大丈夫です。お気軽にご参加ください。
4. 特別企画・キャンプ:春休みや夏休みには、特別企画やお寺でのキャンプを開催しています。小学生~中学生向けの自由研究をテーマにしたワークショップや、中学生~高校生向けのディベート講座やプログラミング講座などがあり、京都大学の研究者や、弁護士、写真家、プログラマーといった各分野の専門家が講師役を務めます。
Tera school を初めて知られた方もお気軽にご参加ください。
<方針/概要>
認定NPO法人カタリバは、「生き抜く力を、子ども・若者へ」を理念に活動している教育NPOです。これまで全国約22万人の生徒にカタリ場を届け、コラボ・スクールでは約400人の被災地の子どもたちの日常の学びをサポートしています。
<活動内容>
1. カタリ場:「カタリ場」の授業は、主に高校生の進路意欲を高めるために行われるキャリア学習プログラムです。大学生などのボランティア・スタッフが主体となって、高校生一人ひとりと対話しながら、将来を考えるきっかけを届けてきました。
2. コラボ・スクール:コラボ・スクールは、被災地の子どもたちのための放課後学校です。宮城県女川町、岩手県大槌町、熊本県益城町で、幼児~高校生に学習支援と心のケアを行っています。
3. マイプロジェクト:「マイプロジェクト」は、高校生のための課題解決型学習プログラムです。地域や身の回りの課題に気づき、その解決のために立ち上がった高校生たちが、想いを行動へと移すのをサポートしていきます。未来のコミュニティリーダーの育成を、目指しています。
4. b-lab(ビーラボ): 2015年4月からカタリバは、東京都文京区の青少年プラザ「b-lab」(ビーラボ)の運営をしています。「b-lab」は、いつでも、なんでも挑戦できる中高生専用の秘密基地です。学校とも塾とも違う、新しい放課後を作っていきます。
5. おんせんキャンパス:「町づくり」を「教育」からサポートする取り組みを、島根県雲南市で始めました。人口減少など地域課題を「自分ごと」として考え、解決に向けて行動できる人材へと子どもたちを育てていきます。
6. アダチベース:2016年8月。カタリバは、「未来へつなぐあだちプロジェクト」に取り組む東京都足立区から委託を受け、新しい事業「アダチベース」の運営を始めました。学習支援や体験学習を通じて、困難を抱える子どもたちが安心して過ごせる居場所づくりを行っていきます。
<方針/概要>
親の収入格差のせいで、子どもたちに教育格差が生じることはあってはならないと思います。どんな子どもでも能力を発揮でき、夢を叶えるチャンスを与えたい!
経済的に困難な子どもたちが無理なく、高校進学できるように子どもたちのサポーターとなって、応援をお願いします。
<活動内容>
経済的に困難な子どもたちに高校進学の夢を。子どもたちを支援するマンスリーサポーターを募集しています。マンスリーサポーターとは、毎月一定額を寄付いただく仕組みです。
◇キッズドアの学習支援の特徴
・授業料は無料。
・子どもの教育に関心のある大学生や社会人ボランティアがマンツーマン・少人数制で学習指導。
・経済的に厳しく、塾などの有料サービスが受けられない家庭のお子様が対象。
・行政や民間の施設が会場。
<活動方針/概要>
ステップアップ塾は、家庭の事情で塾に通えない小・中学生のための「食事つき・個別指導型無料塾」です。経済的な理由はもちろん、DVや離婚などの複雑な家庭環境、不登校や学級崩壊による学校環境の問題などさまざまな理由で思うように勉強ができず、また塾に通うことも出来ないため学校の授業についていけなくなった子ども達に、学力向上のチャンスを提供し、社会に役立つ人を育てることを目的としています。
<活動内容>
1. 学習支援
目的:学力向上=大学生・高校生ボランティア講師による、専用教材を用いた個別学習指導
2. 給食
目的:心身の成長
=調理ボランティアによる作りたての給食の提供と、挨拶や食事マナーなどの指導
3. 課外授業
目的:コミュニケーション力の向上
=ゲーム性を取り入れた清掃活動やお茶会など、さまざまな世代交流の推進
4. “ココロ”メンテナンス
目的:自己肯定感の向上
=授業前のSST(ソーシャル・スキル・トレーニング)や有資格者による無償個別カウンセリングなど、メンタルケアの導入
【あらゆる社会問題の解決を目指す団体】
株式会社Ridilover / 一般社団法人リディラバ
<方針/概要>
ワークライフバランスや、女性の働き方、両親の介護の問題といったものから、安全保障、選挙制度に関する問題、TPP、憲法改正、食の安全安心まで…。
ツアーの企画をするにも、メディアで情報発信をしていくうえでも、 我々はテーマを限定せずに、ありとあらゆる社会問題を扱っていきます。社会問題を扱う時の情報の基盤になりたいと考えているからです。
<活動内容>
1. スタディツアー:社会問題の現場に実際に訪れることができる他にはない経験ができるツアーを提供しています。これまで性教育から防衛問題まで200以上のテーマを開催。6000人を超える人々を社会問題の現場に送り届けてきました。参加者は旅をしながら、「現場の最新動向に関する調査」「当事者との対話」「参加者同士の意見交換会」なども行い、理解を深めていきます。
最近は、NPO団体との提携を拡大。ツアーの売上げの大部分をNPOの運営資金としてお戻しできる仕組みを構築しています。
2. メディア:私たちは社会問題を発信するオリジナルメディア 「TRAPRO」を運営しています。
日々の生活のなかで気になる、あんなこと、こんなこと。NPOや社会的起業をされた方で、世の中にもっと積極的に発信していきたいことがある人にもご活用いただきたいと考えています。
3. 教育旅行:社会課題の現場や関係者を訪れ、課題や解決策を考える活動をとおし、課題設定能力・ディスカッション力・プレゼンテーション力の育成を行います。スタディツアーとワークショップには、大学生や若手社会人のファシリテーターが同行します。「社会の少し先輩」であるファシリテーターによる問いかけにより、自問自答や自発的な発言を促進します。
4. 自治体様向けツアー:「取り組むべき課題を解決するために住まいを移す」移住を、現場と訪問者の偶発性だけに依存するのではなく、「仕組み」として起こせないか。そんな思いから自治体様向けに特化したツアー事業を始めております。
5. カンファレンス:リディラバでは 「R-SIC(アール・シック:Ridilover Social issue Conference)」 というカンファレンスイベントを開催しています。参加していただいている方々は、社会課題の解決を事業として取り組む組織の皆さん。それぞれの領域の先達に多くご来場いただき交流するなかで、バラバラで活躍されている方をつなぎ、力を合わせて問題解決能力を得られる会議として、NPO・社会起業家の方々から利用されております。
このカンファレンスイベントを通じ、より多くの社会的課題の解決を目指す経営者や幹部の方々が、社会性と事業性を両立し、社会に対してより大きなインパクトを今後も生んでいきたいと考えています。
<方針/概要>
一つの地球に生きる、一つの家族として。
人の痛みや苦しみを誰もが共にし、「みんなが、みんなを支える社会」を日本財団はめざします。
市民。企業。NPO。政府。国際機関。
世界中のあらゆるネットワークに働きかけます。
知識・経験・人材をつなぎ、ひとりひとりが自分にできることで社会を変える、ソーシャルイノベーションの輪をひろげていきます。
<活動内容>
1. 日本財団子どもサポートプロジェクト:日本財団は、特別養子縁組支援や難病児支援、不登校児への教育支援など「生きにくさ」を抱える子どもたちに多くの支援を行っています。これらの支援をより体系的に進め、拡大していくため、「日本財団子どもサポートプロジェクト」として一元的に取り組んでいます。
2. 障害者支援(Live to Contribute ~インクルーシブな社会へ向けた取り組み~):日本財団は1962年の設立から50年以上の長きにわたり、国内外で障害者支援に取り組んできました。その中で、障害者の社会参加を阻む様々な障壁を取り除くことができれば、障害者もそうでない人も関係なく、皆が持っている力を発揮できることを学びました。障害者に対する「社会から守られる存在」というイメージを一掃し、「社会に貢献する存在」へと認識を変えていかなければなりません。今まで通り、困難な状況にある人へ救いの手を差しのべること、また、機会均等を目指した支援活動を継続していくことは大切です。しかし、これからの日本財団は、潜在能力の高い障害者がその才能を開花させ、他者に勇気と感動を与え、社会をリードできるような革新的な支援を行うことにより、このパラダイムシフトを実現していきます。
3. 災害復興支援:政府、地域社会、NPO、医療機関、企業などと連携し、日本中で万一の時のシミュレーションや人材育成を日ごろから推進。いざ災害発生時、被災地のリアルな状況をいち早くつかみ、必要な支援を、必要なところへ届けます。
<方針/概要>
国境なき医師団(Médecins Sans Frontières=MSF)は、 独立・中立・公平な立場で医療・人道援助活動を行う民間・非営利の国際団体です。1971年に設立し、1992年には日本事務局が発足しました。
<活動内容>
MSFの活動は、緊急性の高い医療ニーズに応えることを目的としています。紛争や自然災害の被害者や、貧困などさまざまな理由で保健医療サービスを受けられない人びとなど、その対象は多岐にわたります。
MSFは世界各地に29事務局を設置しています。主な活動地はアフリカ・アジア・南米などの途上国です。2016年は3万9000人以上の海外派遣スタッフ・現地スタッフが、約70の国と地域で活動を行いました。また、MSF日本からは107人を派遣しました。派遣回数はのべ156回で、34の国と地域で活動しました。
MSFの活動は、ほぼすべて民間からの寄付で成り立っています。また、活動地へ派遣するスタッフの募集も通年で行っています。さらに、活動地の現状報告や患者の方々の声を届ける証言・広報活動も重視しています。
<方針/概要>
セーブ・ザ・チルドレンは、子ども支援活動を行う、民間・非営利の国際組織です。1919年、イギリス人女性エグランタイン・ジェブによって設立されました。彼女は第一次世界大戦で荒廃したヨーロッパで、敵味方の枠を超えて、栄養失調に苦しむ敵国の子どもたちの援助に取り組みました。その活動の中で、子どもの権利に関する世界初の公式文書とされる「ジュネーブ子どもの権利宣言」を起草。その理念は、現在196の国と地域が締結している国連の「子どもの権利条約」へとつながり、世界に広がっています。
現在、日本を含む29ヶ国の独立したメンバーが連携し、約120ヶ国で子ども支援活動を展開。子どもの権利のパイオニアとして、国連や各国政府からもその専門性を認められ、世界中で、子どもを取り巻く環境に変革をもたらしています。
<活動内容>
1. 緊急・人道支援:自然災害や紛争などの影響を受けた子どもや地域社会に対して、迅速かつニーズに合った支援を行い、人々が日常を取り戻したり、生活を再建したりできるようサポートします。
2. 保健・栄養:妊産婦と新生児のケア、感染症や栄養不良の予防と治療、保健システムの強化などを通し、すべての子どもやその家族が、良質な保健サービスを受けられるよう支援します。
3. 教育:すべての子どもが質の高い教育を受けられるよう、学習環境の改善、教員の能力養成、地域社会の意識向上、給付型奨学金の提供、就学前教育の普及などの活動を通して支援します。
4. 子どもの保護:子どもを暴力、虐待、搾取から守るための取り組みや、安心・安全に成長できる環境づくりを、行政や地域社会、保護者、子どもたちなどさまざまなステークホルダーとともに推進します。
5. 防災(災害リスク軽減):防災に子どもたちの声が反映され、災害時に子どもたちが主体的に行動できるよう、地域社会の防災体制を強化。子どもを中心とする防災を推進します。
6. 子ども参加:子どもを取り巻く課題に対し、子ども自身が意見を表明し社会に参加する機会をつくり、子どもの意見が社会の取り組みや政策に反映されるよう働きかけます。