昨年度大好評だった、未来の教育を考えるお勧め本特集。本年は、未来の教育の最前線を走られている先生や、未来の教育というテーマに向き合っているママ達にレコメンド頂きました!私も知らなかった本も多数あり、改めて書籍ほどコストパフォーマンスの高い世界への扉はないと実感をしました。少し違和感を感じるセンセーショナルなタイトルもあるかもしれませんが、これからの不確実な未来と付き合って行くための情報装備と捉えていただければ幸いです。
年末のタイミングでの紹介となってしまいましたが、どれも陳腐化はしない作品ですので参考になれば幸いです。みなさまやお子様の2018年が、気づきや情熱に満ち溢れ、Playful で Thougtful な1年となりますように!
学校で教えてくれないけど知っておきたいこと: 世の中、リベラルアーツ、グローバルな生き方
学力をのばす美術鑑賞 ヴィジュアル・ シンキング・ ストラテジーズ: どこからそう思う?
学力をのばす美術鑑賞 ヴィジュアル・ シンキング・ ストラテジーズ: どこからそう思う?
フィリップ ヤノウィン (著), Philip Yenawine (原著), 他
単行本: 239ページ
出版社: 淡交社 (2015/1/10)
推薦者: Miro Art Lab、 青柳 みどり
「美術業界だけでなく教育に関わる方の必読書です。海外では普及している鑑賞教育ですが、日本でも最近企業研修としても導入が始まっているようです。日本の教育でも鑑賞教育が導入されていくと日本が変わると思います。」
参考記事:
Lifelong Kindergarten: Cultivating Creativity through Projects, Passion, Peers, and Play (MIT Press) (翻訳書は2018年に発売予定)
Lifelong Kindergarten: Cultivating Creativity through Projects, Passion, Peers, and Play (MIT Press) (翻訳書は2018年に発売予定)
著者: Mitchel Resnick、(はしがき)Ken Robinson
ハードカバー: 208ページ
出版社: The MIT Press (2017/8/25)
推薦者: FutureEdu Tokyo 共同創設者、竹村 詠美
「日本のプログラミング教育でも人気のあるScratch(スクラッチ)の生みの親でもある、MIT メディアラボの教授、ミッチェル・レズニック教授による一冊です。本書は、何故幼稚園時代のような学び方が、これからのクリエイティブエコノミーの時代に重要なのかということを、4P (Project, Passion, Play, Peer) のフレームワークで、事例や生徒インタビューも挙げながら分かりやすく解説してくれます。小学校に上がると幼稚園の方が良かったというお子さんが多数いますが、子供の感性は時代の先を行っていたとも言えますね! 翻訳書の完成が待ち望まれる、保護者や教育者必携の書です。」
推薦者: FutureEdu Tokyo 共同代表 / 環優舎 代表、 吉川 まりえ
「AI、遺伝子工学、テロ、フィンテック、環境破壊等々 これからの社会を生きる子供たちが解決していべき課題について親が聞きかじっていれば子育てをする上で何か気付きがあるかも...という親のためのカンペになりうる本です。」
推薦者: 二児の母、Keikoさん
「最近親子それぞれで読んで、一番面白かった!という本です。好きなことを実現するために、具体的にどんなことをしたか、がよく分かります。親はつい視野が狭くなりがちなので、そんな時にオススメです。」
幼児・小学生のお子さんを持つご家族向け
社会の中で生きていくためにとても大切な力の1つがコミュニケーション能力。机上ではなく、本書が提案する7つの力を実践することで、少しずつ日常の中でコミュニケーション能力を育んでいきませんか?
推薦者: SERI代表、識名 ゆか(元 Teach for Japan 教師)
「ことばキャンプの本はどれもお勧めですが、敢えて1冊ということで、本書をお勧めしました!」
推薦者: こたえのない学校 代表理事、藤原 さと
「小学校低学年から高学年までにお勧めの1冊です。専門家にいじめられていたやまめが大きくなって戻ってくる本当の話。自然の素晴らしさを感じます。小学校低学年から高学年までにお勧めの1冊です。小さな時に川でいじめられていたやまめが大きくなって戻ってくる本当の話。魚の専門家が書いていて、自然の素晴らしさを感じます。」
推薦者: こたえのない学校 代表理事、藤原 さと
「アメリカでベストセラーです。大きな障害をもって生まれたオーガスト。小さいころから20回近く手術をしてきたけど、顔を見ると人は悲鳴を上げて逃げ出したり、見て見ぬふりをしたり。そんなオーガストがいよいよミドルスクールから学校に行くようになりますが、いろいろな出来事をお姉さんやクラスメイト、もちろんオーガストの視点から語られる中でオーガストが大きく成長していきます。英語が少しできるなら、とても読みやすいので、英語で読むのもおすすめです。和訳がちょっと個人的には残念ですが、和訳の評判も悪うなさそうです。英語が少しできるなら、とても読みやすいので、英語で読むのもおすすめです。」
著者: みやぞえ 郁雄 ・ 千葉 幹夫
単行本: 159ページ
出版社: 小学館 (1996/8/1)
お子様が中高生以上のご家族にお勧め
好奇心を“天職"に変える空想教室
本を読む前に、まずこちらのTEDx Sapporoでの動画をご覧ください。植松さんのわかりやすく、実直で、経験に基づいた説得力のあるお話に釘付けになるはずです!
推薦者: 学校法人堀井学園 総合企画室 室長、 堀井 章子先生
「「どうせ無理」と戦って、「だったらこうしてみたら?」を世界に広げれば、世界は救われる。」
今、自分の 進路、働き方、人との関わり方、子供との接し方に悩んだり、壁にぶつかっていたり、「夢」ってなんだろう?とモヤモヤしている人の背中を押す一冊。
ランディ・パウシュ (著), ジェフリー・ザスロー (著), 矢羽野 薫 (翻訳)
文庫: 304ページ
出版社: SBクリエイティブ (2013/7/18)
推薦者: Mistletoe Inc.、 Lee Hoi Leong
「自分がいない将来に、子供に何を教えるのか。。。親として感動的な本ですし、是非若い人たちにも読んでいただきたい一冊です。」
(編集部より)
アメリカの名門大学、カーネギーメロン大学の教授が、余命半年の宣告を受けた後に400名の前で行なった最後の講義が書籍化された一冊です。三人の幼い子供を持つ46歳の教授が、我が子や若者に向けて人生を幸せに生きるための夢や知恵を語る最終講義。そこにはどんな我々へのメッセージが託されているのでしょうか?
国家はなぜ衰退するのか(上):権力・繁栄・貧困の起源 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
ダロン アセモグル (著), ジェイムズ A ロビンソン (著), 鬼澤 忍 (翻訳)
文庫: 414ページ
出版社: 早川書房 (2016/5/24)
推薦者: 日本IBM グローバル・ビジネス・サービス/MamaBA 理事、鈴木 のり子
「今年ダントツで面白かった一冊です。長年疑問に思っていた世界史の謎が、いくつかのキーとなる理論で説明されると、どんどん解けていくのが面白く、止まらない〜〜 という一冊です!」
推薦者: FutureEdu Tokyo 共同代表 / 環優舎 代表、 吉川 まりえ
「時代のトピックのディスカッションをするための語彙を増やせるという目的でお勧めする一冊です。本書の論調には偏りもあるので、鵜呑みにすべきではありませんが、世の中でよく論争になっていることの一覧みたいな使い方をするとよいと思います。「この本にはこう書いてあるけれど、反対派の人はこう言っている。あなたはどう思う?」など会話の糸口にするのにふさわしいトピックが201あります。」
女の子とリーダーシップ/サイエンス教育
マーゴット・リー シェタリー (著), 山北 めぐみ (翻訳)
文庫: 464ページ
出版社: ハーパーコリンズ・ ジャパン (2017/8/17)
推薦者: FutureEdu Tokyo 共同代表、 竹村 詠美
「アカデミー作品賞ノミネート「ドリーム」原案となる書籍。1940年代ののアメリカで、天才黒人女性三人組が、人種や性差別を乗り越えてNASAの前進組織で宇宙開発の礎となるプロジェクトで数々の貢献をしていく姿を描いた感動作です。映画はサントラも素晴らしく、明るいタッチで苦境を仲間で乗り越える姿が描かれていて、親子で楽しめる作品です。」
2018年2月発売予定のDVDはこちら
Andrea Beaty (著), David Roberts (イラスト)
ハードカバー: 32ページ
出版社: Harry N. Abrams (2013/9/3)
言語: 英語
推薦者: FutureEdu Tokyo 共同代表、 竹村 詠美
「欧米諸国と比べると、日本は理系、特にエンジニアを希望する女の子が極端に低いという状況が続いていますが、これからは3Dプリンターなどアイデアを形にするツールが普及し、自分で手を動かして何かを作れる力は子供達の人生を豊かにしていくこと間違いなしです。好奇心いっぱいで、性差を意識しない子供時代に、絵本を通じて物作りや発明の楽しさを感じてみるのはいかがでしょうか?」
Women in Science - 50 Fearless Pioneers who changed the world (50人の勇気ある女性が世界を変えたお話。洋書)
著者: Rachel Ignotofsky
ハードカバー: 128ページ
出版社: Ten Speed Press (2016/7/26)
言語: 英語
推薦者: EdTech Women Tokyo 代表、橋本 智恵
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