PERSOLグループのメディア「iXキャリアコンパス」に代表竹村のインタビューが掲載されました。緊急事態宣言は解除されましたが、今後の教育について漠然とした不安を感じているご家庭も多いかと思います。小さなお子様をお持ちの保護者の皆さまのお役に立てればと思い、ご家族で出来ることなどヒントを共有させていただきました。
―新型コロナウイルスの問題が発生して以降、子供を持つ親からは、どんな不安・悩みが寄せられていますか?
最初は「きっとGW明けには学校も開くだろう」と楽観視していたから、「とりあえず与えられた時間を家族で楽しもう」とポジティブでいられた人も多かったと思うんです。
けれども、4月に緊急事態宣言が発令されたころから、思っていたよりも長期化しそうなことが見えてきて、「オンライン授業でちゃんと学べるのか」「学校に行かないまま進学・進級して新しい友達はできるのか」など、いろいろな不安が顕在化してきているように見えます。
学齢の小さい子供のいる家庭の場合、保育園は開いているのですが、無症状感染の可能性があるから怖くて預けられない。自宅に子供を置きながらリモートで仕事をする状態が2、3週間と続き、しんどくなってきているというのが正直なところではないでしょうか。
―うちも子供が3歳ですが、保育園への登園は早々に自粛、会社員の妻もリモートワークになり、家族全員が自宅で過ごすことになりました。ただ、いまのところは親も子供も楽しく過ごせています。
親の状態が子供に与える影響は大きいです。親が心を落ち着けて、前向きにいられれば、子供も健やかに過ごせるのだと思うんです。
けれども、そういう家庭ばかりではありません。仕事のためのスペースが確保されていなかったり、デバイスが一人一台確保できなかったり、リモートワークの経験がなく、親自身が新しいやり方に慣れるのに精一杯だったりすると、イライラして、喧嘩が絶えなくなってしまうことも起こり得ます。このように経済的な格差とは違う、新しい格差が生まれているように思います。
こうした格差は通っている学校の行政区域によっても起こっています。例えば、渋谷区はもともと生徒一人につき一台のタブレットが配布されており、スタディサプリなどを使っていたので、スムーズに移行することができた。そうすると、いいか悪いかは別として、単元に沿ったものが確実にできることが可視化されているから、親としては安心感を覚える。
一方で、これまでなにもやってこなかったところだと、教育委員会の指導主事の先生がビデオで講義を録画し、それをケーブルテレビで流すというやり方をしているようです。慣れない中ですごく頑張っていらっしゃるとは思うのですが、残念ながら、そうしたものの評判はやはり芳しくありません。
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