タトル・モリエイジェンシー「翻訳書ときどき洋書」に、未翻訳のお薦め教育書の書評を、隔月で寄稿させて頂いております。今回は、TED スピーチ映像が6700万回以上再生されている世界的に有名なスピーカー、ケン・ロビンソン卿の新刊を取り上げさせていただきました。
「子供にあった学びの環境を選択することが難しい」という声をよく頂きますが、選択をする前に、子供にあった環境をどう考えるべきか、についてロジカルに考えさせてくれる一冊です。
"教育の目的とは、生徒が自分の周りの世界を理解して、自らの才能を伸ばすことで、幸せな人間となり、アクティブで思いやりのある市民になることです。ケン・ロビンソン卿” (p100)
「五体満足」の言葉にある通り、赤ちゃんが生まれる時には、多くの親の期待というのは「元気で産まれてほしい。健康に育ってほしい」といったもので、「医学部に入って大学病院に就職してほしい」「国立大学に行って公務員になってほしい」とはあまり考えないものです。
けれども、子どもが大きくなるにつれて、家庭によって時期の違いこそあれ、「東大をめざして、偏差値XX以上の学校に入ってほしい。そのためには小学校3年生から△△△塾にいれなきゃ」「のびのび育って欲しいから、小学校から一貫の私学に入れようかな」「英語が話せるようになる学校に行ってほしい」……と、さまざまな考えが頭をよぎり、「学校選び」について悩んでいる保護者も多いと思います。かく言う私も、子どもたちの幼稚園、小学校、中学について悩み、失敗もしながら、その時々の状況でベストだと考える判断をしてきました。
今回は、そんな保護者の悩みに包括的に応えてくれる1冊「You, Your Child, and School (あなた、あなたのお子さんと学校)」をご紹介します。社会の変革の流れを捉えつつ、「子ども一人ひとりにあった『学びの環境』をどのように考えればいいのか」「学校をどう評価し、いかに付き合っていくべきか」「学校が合わない場合は、どのような選択肢があるのか」といった問いに、多くのリサーチの結果や事例を踏まえて解説がされています。
つづきはこちら・・・https://note.mu/tuttlemori/n/n6cf1002d9ed5
出典:タトル・モリエイジェンシー「翻訳書ときどき洋書」(https://note.mu/tuttlemori)
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