3回目のインタビュー記事では、白馬インターナショナルスクール(HIS)が積極的に取り組まれている、持続可能性をベースとした「プロジェクト型学習」、し思春期の発達に沿った「社会性と情動の学び」をはじめ、HISならではの教育の強みについてのインタビューをご紹介します。
Read more「白馬インターナショナルスクール(HIS)の魅力とは?②」- 立ち上げストーリーと魅力的な先生たち-
中高一貫ボーディングスクール、白馬インターナショナルスクール(HIS)インタビュー第二弾です。HISの立ち上げ背景や校長先生そして参画された先生方について、また創業のきっかけとなったサマースクール等について創設者の草本さん、事務局長の堀井先生にお伺いをさせていただきました。
Read more「白馬インターナショナルスクール(HIS)の魅力とは?①」- 白馬での開校とサスティナビリティ-
2022年9月に開校した中高一貫ボーディングスクール、白馬インターナショナルスクールを取材させていただきました。未来の世界を見据えサスティナビリティをテーマにしたプロジェクト型学習 (Project Based Learning、略してPBL)、安心安全な環境で学びに没入するために重要な社会性と情動の学び (Social Emotional Learning 略してSEL)や、ダイナミックな自然環境の中で、自己理解、ライフスキルや人間関係構築力などを磨くことのできるアウトドア活動を3つの柱ににカリキュラムが展開されています。
Read more(クリス・バームブログより)生徒にとっての心の拠り所となり得る「アドバイザリー」とは?その可能性を考える。
アドバイザリーとは、アメリカの一般的な中学・高校で行われているもので、生徒がおしゃべりをしたり、宿題をしたり、先生からのお知らせがあったりと、ゆるやかに管理されている教室のことです。このアドバイザリーが学校の心臓部となる可能性について、クリス・バーム先生から寄稿いただきました。
Read moreメディア掲載:iXキャリアコンパス『外出自粛期間を子供にとってポジティブな学びの時間にするために。いま求められる「ミクロレベルで妄想する力」』
PERSOLグループのメディア「iXキャリアコンパス」に代表竹村のインタビューが掲載されました。緊急事態宣言は解除されましたが、今後の教育について漠然とした不安を感じているご家庭も多いかと思います。小さなお子様をお持ちの保護者の皆さまのお役に立てればと思い、ご家族で出来ることなどヒントを共有させていただきました。
Read more本質的な経験とは? Essential Experiences - ミレニアム・スクールブログより
子どもから青年に移行する思春期の子どもたちの健やかな成長と発達に特化した「ラボ・スクール(実験校)」中学校ミレニアム・スクール (Millennium School) の校長先生、クリス・バーム氏によるブログの紹介第三弾は、本質的な経験についてです。日本では「主体的で対話的で深い学び」を実現する教育に向かいたいという意思は表明されていますが、学校では以下のような本質的な経験は子どもたちは経験するチャンスがどの位あるでしょうか?現在の行事をより本質的な経験に深めるにはどうすれば良いのでしょうか?
Read moreアイデンティティの自由とは? Freedom of Identity - ミレニアム・スクールブログより
子どもから青年に移行する思春期の子どもたちの健やかな成長と発達に特化した「ラボ・スクール(実験校)」での中学校ミレニアム・スクール (Millennium School) の校長先生、クリス・バーム氏によるブログの紹介第二弾は、アイデンティティの自由についてです。皆様の学校現場や学びの場面では、子どもたちが自らのペースでアイデンティティを探究する自由を与えられているでしょうか?4/28はレインボー・パレードの日ですが、学校でアイデンティティの自由が保障されることが当たり前になることで、様々な多様性は社会の一部として自然に受け入れる寛容な令和時代に入って欲しいものです。
Read more子どもから青年期への変化を理解するための、思春期の成長モデルとは? - ミレニアム・スクールブログより
2016年ににサンフランシスコでスタートした新設の中学校ミレニアム・スクール (Millennium School) は、子どもから青年に移行する思春期の子どもたちの健やかな成長と発達に特化した「ラボ・スクール(実験校)」です。校長のクリス先生が発信されている思春期の学びについての記事を、3回にわたり、翻訳連載します。
Read moreSTEAM からパフォーミング・アートまで、豊富な選択肢で個性と自立を育む学校、ミッド・パシフィック・インスティチュート (Mid Pacific Institute) 見学レポート
ハワイ州で初めてIB(インターナショナル・バカロレア)プログラムを取り入れたり、2012年に全校生徒にiPadを供与するなど、時代を先取りする取り組みでも注目されてるミッド・パシフィック・インスティチュート。
昨年末に学校のCEO、ポール・ターンブル先生のご厚意でミッド・パシフィック・インスティチュートを訪れるきっかけを頂きこの学校の素晴らしさと 大いなる可能性を体感してきたので、私の感じた魅力をお伝えします。地域の課題を探究的な思考と個々の強みを活かしながら解決する学生達の様子を感じて頂ければ!
Read more自分自身を客観的に捉える「メタ認知」を取り入れた授業とは?
アメリカの人気教育系サイト「Edutopia」から2020年の教育改革にも盛り込まれている「アクティブラーニング」を進めていくうえで重要となってくる「メタ認知」(自分自身を客観的に捉えること)についての記事をご紹介します。
Read moreホーム・スクーリング体験記 第二回 ~ Self Directed Learning (自己管理的学習)
ホーム・スクールをスタートさせたママさん。ホーム・スクーラー向けの教材探しに着手してみて気づいたのは、完璧な教材ではなかった!その事実を知り彼女が次にとったアクションとは!?前回大好評だった、ホーム・スクーラーママの連載第二回です。
Read moreサンフランシスコで最も新しい21世紀型中学校、ミレニアム・スクール (Millennium School) とは?
米国では、ホームスクーリングと既存教育の間のソリューションとして、環境からカリキュラムまでを一からデザインした小規模の学校(マイクロスクール)が続々と開校しています。その中でも注目の学校の1つがサンフランシスコのミレニアム・スクール(Millenium School)です。サンフランシスコ在住で、Ed Tech Women Tokyo 創業者でもある橋本さんに、学校の狙いや特徴をレポートいただきました。
Read moreHigh Tech High 訪問記第3話:高等学校編
アメリカの新しい教育トレンドを知りたい!!という思いを抱き、我々 FutureEdu Tokyoの自主上映会で上映した “Most Likely to Succeed” の舞台でもある、High Tech High (HTH) を訪問しました。第3話は、映画の舞台となった元祖High Tech Highの見学レポートです。
HTH は、現在は幼稚園から高校まで13校と教育大学院を有しています。元祖HTHは5校あるHTHの高等学校の一つで2000年に開校しました。私たちが訪問をしたときはサン・ディエゴ空港すぐそばにHTH高校と、High Tech High International高校、High Tech High Media Arts高校の3校の校舎がが中庭を囲むようにして建っていました。各校がオープンした当初はそれぞれ校名に由来する特徴があったそうですが現在はどの学校もHTHと同様のプログラムを提供しているそうです。同じ場所にありながら敢えて別々の学校にしているのは、マンモス校にせず、小さな学校できめ細かく生徒をみるためとのことでした。どの学校もプロジェクト・ラーニング・メソッドを採用している公立のチャータースクール(特別認可学校)です。公立校なので授業料は無料で、進学を希望する生徒は、住民の地域属性を反映した形で抽選となります。一度入学すると高校まで内部進学できます。
HTHへの訪問は当初は予定されていませんでしたが"Most Likely to Succeed"を日本で上映するにあたり、配給元の製作会社に米国で誰か関係者に会えないかと問い合わせをしたらMLTSの主人公の一人であるScott Swaaley先生をご紹介いただけました。アポが取れたのは前日の夜! 小学校と中学校の訪問が予定より長引いて、約束の時間に遅れてしまったにも関わらず快く学内を見学させていただきました。HTHを訪問したときは、まだ映画を観ていなかったので先入観なく学校を見ることが出来ました。
米国の公立高校のイメージからすると平屋の校舎は外から見ると小さなイメージですが、一歩中に入ると天井が高く、生徒たちの作品があちこちに飾ってあり、作品製作中の生徒たちが出入りしていて、文化祭準備中の美大のような、カオスな活気がありました。美術館で見る現代アートを難解で近寄り難いと感じる人は多いのではないでしょうか。アートで埋め尽くされているHTHの校内は、現代アートが苦手な人ですら興味を持って作品を一つ一つ見て回りたくなるような、そして自分も何か創ってみたくなるような、そこに居る人の創作意欲を刺激せずにはいられない環境です。西海岸の有名IT企業はクリエイティブなオフィス・デザインを大切にしていますが、箱モノは大事だと強く思いました。
HTHの設計と建設の監督は、HTHのデザイン・ディレクターであり設計士でもあるDavid Stephen先生が行い、2001年に優れた校舎として表彰されたこともあるそうです。日本の公共建築は取りあえず予算を取れるだけ取りましたというメタボな建物が多くあるように感じられますが、HTHの校舎はなるべく低予算でかつ良い環境デザインを目指したという思いが感じられるleanで知的な造りでした。
Scott先生と昼食を食べてから教室へ戻ると、学外の生徒が行くことを禁止されているレストランで食事をしていた生徒が注意されていました。アメリカの高校生は日本の学生と比べるとずっと自由で大人びて見えますが、監視監督が必要なのは日本の高校生と変わらないと知ってちょっと安心しました。
ミドル・スクールの生徒の作品はいろいろなメディアを使った様々な表現手法を試している段階で個性的とは言えませんでしたが、高校生たちの作品からは既存にない新しいものを作り出そうとするエネルギーが感じられました。
学んだことをテストして理解度を確認する学習方法だと、満点よりも先がありません。試験範囲を予測して、予測範囲内での完璧を目指すことになります。HTHの生徒たちは学んだことを応用して周囲をあっと驚かすようなアイデア、今までになかったオリジナルな作品を作り出していくという作業に取り組んでいます。HTHには一般の高校では大学進学準備のためにともすればなおざりになってしまう個性的で創造的な活動が最優先事項と捉えられ、支援される環境があります。誰かが正解を持っている問題をひたすらに解く高校生活と、自分独自の解を求めて創作に没頭する高校生活。その後の長い人生に若い日の経験はどのように影響してくるのでしょうか。誰もがHTHのような高校へ進学できるわけではありませんが、自分の意思で意識や行動、習慣を変えられる高校生には様々な学びの形を知り、知性に対して貪欲になってほしいと願います。 (by Marie)
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